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BCG

BCG

結核ってどんな病気?

結核は結核菌によって起こる慢性伝染病で、一般には肺に起こる肺結核が知られています。日本では現在でも毎年、約4万人の結核患者が発生しています。また、乳幼児が結核に感染すると、粟粒結核や結核性髄膜炎などになったりして、重い後遺症を残すことがあります。
過去に結核菌の感染を受けたかどうかは、ツベルクリン反応で検査をし、感染を受けたことがない場合(陰性)には乳幼児期早期に結核菌を弱めたワクチン(BCG)を接種します。

これにより肺結核は50%、結核性髄膜炎は80%が予防できるというデータが出ています。2002年までは、7歳(小学1年)と13歳(中学1年)の時にツベルクリン反応が行われていましたが、発見率が極めて低いことや、この年齢でのBCG接種の医学的効果が明らかになっていないことなどの理由から定期的には行われないことになりました(平成15年4月1日より)。※乳幼児期の可能な限りの早い時期での接種が重要です。

接種を受ける時期と間隔は?

対象者年齢:
4歳未満のツ反(ツベルクリン反応)陰性者
回数:
1回

ツ反判定後2週間以内に行います。
ツベルクリン反応検査を行い、48時間後に反応があったかどうかを判定します。赤くなった部分の長さが9mm以下の場合を陰性といい、BCGを接種します。接種の方法は、管針法といって、管に細い針が入ったものを、上腕の2箇所に強く押しつけて接種します。接種したところは日陰で自然乾燥させます。10分程度で乾きます。

BCGの副反応は?

  • 接種部位が赤くなったり、うみができたりするのは異常反応ではなく、BCGがついた証拠だと考えられます。包帯や絆創膏はせずに、普通に清潔に保ちましょう。
    →(1ヶ月以上続くときは、医師の診察を受けましょう)
  • 副反応として、接種をした側のわきの下のリンパ節がまれに腫れることがありますが、通常放置して様子をみてかまいません。
    →(赤くなったり痛みがあるときは、かかりつけの医師に相談しましょう)
  • まれに化膿して自然に敗れてうみが出ることもあります。その場合も医師の診察を受けましょう。
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